22歳、初めてヒコーキに乗る。放浪の旅へ。
23歳、プロフェッショナル・プログラマに。
31歳、渡米。
2010年。今だ写真を撮り、プログラムを書き続ける。
アメリカ在住。

アーティスト・ステートメント
初めてのカメラを手にしたのは14歳のとき。
その当時ボクは早起きがとっても不得手な新聞少年。毎朝母親に無理やり起こされ、1時間ほどの新聞配達を半ば義務的にこなしていた。そのほとんどはいつもと同じ朝でしたが、時折寝ぼけ眼が見開くような光景に出くわすことがあった。
夜明け直前、頭上を覆い尽くす燃えるうろこ雲。
不気味に垂れる雲の合間から差し込む一筋の朝日。
黄金色に色づいた「見知らぬ町並み」。
ゾクゾクして、しばらく立ちすくんでいたことを今でも鮮明に覚えている。
いまでもいい写真が撮れそうな時には、おなじ「ゾクゾク感」がある。集中して撮っていると、自分がその場の光景の一部に溶け込んでしまっていることを自覚できる。撮影者である自分を含めた空間を俯瞰で眺めているような不思議な感覚。
実を言えば写真を撮るというのは口実に過ぎない。本当はその空間に、ただただ佇んでいたいだけなのだ。それが叶わない代わりに、大人になった新聞少年は写真を撮り続ける。
